最初に払うお金・敷金

「敷金」というお金について、聞いたことはないでしょうか。
「敷金」とは、入居が決まった時に最初に支払うお金のこと。
たいていのところで、この敷金を設定しています。
では、皆さんは「敷金」って何かご存知ですか？

万が一のことがあったら・・・のためのお金

あまり考えたくありませんが、万が一何かが起こったときは、そこからお金を支払います。
例えば、入院ししまって家賃を払ってもらえない・・・なんていうときは、敷金からお金を払ってもらいます。
これなら万が一のことがあってもしっかりとお金を出してもらうことが可能になりますので、貸す方も安心して貸すことができるというメリットがあります。

こういうことがないと、やはり家って貸せないものだとおもいます。
だって、貸すだけ貸して思い切り汚されて、「お金をはらません」なんてことになったら困りますからね。
敷金があれば、借主がそうやってずるいことをしたとしても、ちゃんとお金を回収することができますので、安心なのです。

でも、敷金なしのところもありますよね？

最近は、「敷金も礼金もいりません」という物件も増えています。
不動産屋で物件を探してみると、「礼金敷金0円」なんてところが出てきますよね。
こういうところは本当に敷金がいらないのか？

こういう場合、考えられるのが「敷金を毎月の家賃に入れている」ということです。
そもそも、敷金なしで部屋を貸すというのは、貸す側にとってはとてもデメリットが大きいもの。
そう考えれば、「払っていないのではなく、どこかに含まれている」と考えた方がいいでしょう。

ただ、毎月の家賃に含まれたとしても「一度に高額な敷金を支払う必要はない」ので、借りるほうの負担は少なくなるかもしれませんね。
だけど、毎月支払うということは「もしかすると、まとめて敷金を払うよりも高いお金を払うかも」という可能性もありますので、この点はしっかりと考えた方がいいのではないでしょうか。
もしかすると、大変な損になってしまう可能性があるからです。

というわけなので、敷金というのは何らかの形で必ず払うことになる、と考えた方がいいでしょう。
ただ、敷金というのは「家を貸す側」にとってはどうしても必要になるものなので、きちんと支払いましょう。
大体1～3ヶ月分の家賃を敷金として納めることが多い様です。