退去のときに気をつけることは?
賃貸でトラブルがおきやすいのは退去のとき
まず、賃貸でトラブルが起きるとなったら「退去のとき」です。
賃貸物件でおきるトラブルをみても「退去」のときに起きるものはとても多く、
かなりの人が困っていることがわかります。
では、どんなトラブルが起きてしまっているのかをみていきましょう。
法外な修繕費を要求される
まず多いのが、退去のときに法外な価格の修繕費を要求されたというトラブルです。
この場合、本来であれば支払わなくてもいいお金を請求されている可能性も。
中には、家主が払わなければならないハウスクリーニング代を請求してきたという
ケースもあります。
悪質な家主だと、できるだけ多くのお金を搾り取るために
高い修繕費を要求してきますので、だまされないように気をつけてください。
「これはおかしい」と思ったら、調べてみることをお勧めします。
これが本当に多いトラブルで、中には訴訟に発展した例もありますので、注意しましょう。
国土交通省のガイドラインを調べておきましょう
退去の際に支払わなくてはならないもの、どうでないものに関しては、
国土交通省が調べてガイドラインにしています。
もちろん「ガイドライン」なので参考程度になりますが、実際の判例を見て作られた
ガイドラインですので一定の効果はあると考えた方が自然です。
もし法外な修繕費を請求された際は、この国土交通省のガイドラインに沿って
相手が条件をまとめているか?を確認するようにしてください。
家主であれば、まず確実にこのガイドラインのことは知っているはずなので、
ずるいことはできないはずです。
修繕費は一覧表をもらい、何がどのくらいかかっているかをみる
修繕費の額が出たら、その内訳はかならずもらってください。
何にどのくらいお金がかかっているのかを知ることは非常に大切なことです。
また、それでおかしいと思った場合は一覧表をもとに相談することもできます。
こういった修繕費に関するトラブル相談を受け付けているところはいくつかありますので、
まずは内訳をしっかりもらっておいてください。
大事なのは、高い修繕費がきた場合「黙って払わないこと」です。
日本人の悪い癖で、トラブルになるのをさけるためになぜか支払ってしまうという人も
いますが、それでは相手の業者を喜ばせるだけですし、味をしめて何度も繰り返すように
なります。
もし「おかしい」と思ったら、すぐに支払うのではなくどこかに相談すること、
それが請求されて当然の額なのかどうかを確かめましょう、これはとても大事なことです。